屋根や外壁など住宅の修理をする建築板金・住宅板金職人をご存じですか?
外壁や屋根の塗装は現在専門店が多く立ち並び、「塗装職人」はよく知られている世の中になってきましたが、屋根外壁の板金職人は下請けとして仕事に入っている職人がまだまだ多く、その存在すらあまり知られていないようです。
建築板金職人は、戸建て住宅や工場・倉庫などの建物の「外壁」や「屋根」などに使用される金属材料の取り扱いや加工を専門とする職人です。
千島板金工業所は建築板金の専門店として、建築物の外観や防水性・機能性を保つために以下のような仕事をしております。
屋根板金:屋根材の加工や取り付け
屋根材にはガルバリウム鋼板・ステンレス鋼板・アルミニウム鋼板などがあり、建築板金職人はこれらの材料を適切に加工し、取り付けを行います。
屋根や外壁によって板金を曲げたり切断したりする作業が必要になり、建築物の内部構造と防水シートの兼ね合い、板金の設置場所など、様々な作業を考えながら精密に行わなければ雨漏りにつながる恐れもあるため、建築板金職人には高い技術力が求められています。
屋根板金加工の参考インスタグラム
外壁板金:外壁材の加工や取り付け
屋根と同様に外壁材料を適切に加工し、取り付けを行います。
外壁には、平板状の材料だけでなく、波板や曲面パネルなど、様々な形状の材料が使われることがあり、建築板金職人は材料に応じた加工を行わなければならず、形をつぶさないために切断にも技術が必要です。
雨漏り修理:防水工事の施工
防水というと「塗装」というイメージでしょうか。
意外と思われるかもしれませんが、建築板金職人は雨漏り修理の専門家でもあります。
屋根や外壁は、雨水の浸透や漏水などが起こると建物自体や内部にダメージを与える可能性があるため、防水工事は非常に重要ですが、建築板金職人は、防水シートや防水塗料を適切に施工することで建物の防水性を高めます。
そもそも塗装職人さんは構造ではなく外装をきれいにするお仕事です。
建築板金は施工する際に内部へ干渉しないかどうか?サッシや雨どいとの兼ね合いは?下地はどこに入っている?など、建物の構造に詳しくなければならないため、雨漏り補修には必然的に詳しくなります。
雨漏り修理は得意分野です。
雨漏り参考記事
建築物の外装を板金で修理
建築板金職人は屋根や外壁の修理も行います。
屋根や外壁は、風雨や太陽の光によって劣化し、傷や穴が開いたり、変形したりすることがあります。建築板金職人は、修理が必要な部分を特定し、適切な修理方法を選択します。
外装板金修理参考インスタグラム
家の基礎と外壁の間についている「水切り」を車で擦ってしまい、変形させてしまった箇所の修理です。
金属板の加工・部品製作
建築板金職人は、金属部材の製作も行います。
幕板や破風板などは昔は木が主流で当然劣化が早かったのですが、最近の外装リフォーム工事では幕板や破風板は金属で巻いてしまう(カバーしてしまう)ことが多く、建築板金職人は、現場でそれらの部品を加工し製作します。
破風板や幕板は外壁同様、見た目で加工の上手い下手がすぐにわかりますので技術力が必要です。
金属部品加工参考インスタグラム
監理
全ての職人に言えることですが、現場での工事の監理も行います。
施工プランに沿って正確な作業が必要であり、技術力を駆使して安全で高品質な工事を行います。
また、施工中に発生するトラブルを回避するために、周囲の環境に配慮して作業を進めることも重要な任務です。
建築板金職人まとめ
建築板金職人は、建物の外観や機能性に直接関わる重要な役割を果たしており、高い技術力が求められます。
現在は省エネルギーや耐震性能に配慮した建築が求められるため、建築板金職人には、新しい材料や施工方法に関する知識を常に持つことが求められているのです。
皆様も屋根や外壁の雨漏り修理、カバー工事や葺き替えをお考えの場合は、最新情報を仕入れている業者さんを選んでみてください。