松戸市にお住まいのお客様のお悩み
玄関の上にある雨どいから、雨が降るとすごい勢いで水があふれてきてしまって…。
雨の日は外よりも玄関前だけ大量の落水で、音も大きいし、雨どいが傾いている気もするんです。
どこにお電話したら良いのかわからなくて、屋根屋さんでも対応してもらえるんですか?
このようなお電話をいただいたので、現地調査に伺いました。
(もちろん対応可能です!)
ついて早々屋根に上がり周りを見回すと、近隣に屋根より高い木々が生い茂る林があります。
雨どいが枯れ葉で詰まりオーバーフロー
こちらのお住まいは新築から1年半程とのことでしたが、秋が深まる時期に近くの林の落葉が始まり、屋根や雨樋に降り注がれた落ち葉が最終的には雨水に流され、詰まっている状態でした。
写真に写っている枯れ葉の下には、枯れ葉が土や泥状になって溜まっています。
最近は小雨でも縦の雨どいとのつなぎ目から水が漏れてくるので困っていて。
と仰っていたお客様。
確かに、水を流してみたところ軒樋部からも雨水が溢れてしまっていて完全に詰まっています。
ちょっと余談
実は屋根板金屋は雨どいの専門家
忘れられがちなのですが、昔、雨どいはメッキ鋼板(トタン)・銅などの板金を加工して取り付けられておりました。
今はプラスチック(塩化ビニール)の雨どいが主流ですが、金属性雨どいでは現在も銅・ステンレス・ガルバリウム鋼板・アルミ(竪樋)などが活躍しています。
屋根板金屋は雨どいの修理や交換などの専門家です。
そして医者と同じく色々なタイプの人がいるため、お住まいの寿命を延ばすためには屋根板金屋選びがとっても大切です。
今回それを再確認できた出来事が。
雨どいが傾いている気もするんです。
お客様がこう仰っていた理由ですが、雨どいの角度が少し外側に傾いているのがわかりますでしょうか?
実は傾きは雨のオーバーフローで重さのせい
ではなく…
新築時に5寸勾配の屋根に4寸勾配用の雨どい金具が使われており、当然角度が合わないので外側に傾いてしまっていたのでした。
業界内のお話ですが、勾配付きの雨どい金具は4寸勾配の製品が材料屋さんに常駐在庫していることが多く(他の勾配製品は取り寄せになり時間がかかる)、新築時に入った屋根屋さんが雨どい金具の現地で勾配調整をせずに取り付けてしまったようです。
(この件を載せることにつきお客様にご承諾いただきました。ありがとうございます!)
見た目がちょっと傾いてしまっていますが、これが原因で不具合が起きるわけではないのでお客様はこのままでよいとのことでしたが…
職人も人間。
材料一つにこだわる人、仕事の速さが自慢の人、雑な人…色々なタイプの職人がいるのです。
松戸市で雨どいの水漏れ修理
話は本題に戻り、オーバーフローの修理です。
簡易的に、泥や土を取り詰まりを除去
すぐにできる簡易対策としては、泥・土・枯れ葉を取り、水を流すだけ。
たったこれだけなのですが、高所の作業になるためお客様が実施するのは中々難しいかと思います。
こちらの松戸市のお客様のお住まいは、
- 屋根が滑りにくいアスファルトシングル材だったこと
- 形がシンプルだったこと
などから、屋根の上から作業ができてラッキーでした。
勾配や材料によってはツルツル滑って危険なため、私も上からの作業は難しいのです。
雨どい清掃・詰まり修繕の金額
雨どいの清掃・詰まりの修繕:10,000円~
軒樋の数や屋根の形状・材料などにより変わってきますので、お悩みでしたらぜひ一度お電話ください。
本格的に対策するなら
雨どいの中に円筒状の網を固定する方法があります。
よく、水平に網を張る工事を見かけますが、水平に張ると細かくなった枯れ葉が入り土状になり、かえって詰まりやすく・清掃が大変になってしまいます。
水平に張るよりも円筒状がおススメです。
雨どいの詰まりの点検と清掃を終えて…
近くに公園や林の木々があるお住まいでは特に枯れ葉が溜まりやすいので、定期的な点検をおすすめいたします。
普段登れない屋根の点検も一緒にできますので、屋根の状態が気になっている方もお気軽にお電話ください。
松戸市F様、この度は千島板金をお選びいただき誠にありがとうございました!